こんにちは。
読んで頂いてありがとうございます。
NLP子育てコーチの十河由紀です。
今日は、前回の「不登校・子どもを受け入れる~この子はこの子」の補足になります。
これは、絶対に書いておかなければ!と思ったこと。
なぜかというと、子どもを受け入れられないと自分を責めるお母さんのお話を聞いたからです。
子どもを受け入れようと無理するのではなく‥
不登校の子を持つお母さんとお話ししていると、みなさん本当によく頑張っているなあと思います。
なんとかして、わが子の現状を受け入れようとなさっている。
その姿に、張り詰めたものや、自分の気持ちを精一杯抑えていることが伝わり、苦しくなってしまうことも少なくありません。
思わず、「お母さん、無理しないでいいよ」と言ってしまいそうになります。
気持ちって、どんなに抑えようとしても、あるものはあるんです。
子どもが学校に行かないのを受け入れられない
なんでうちの子が!?との戸惑いや悲しみ
悔しさ、ねたましさ
そして、学校へ行かないわが子にがっかりしたり、時には怒りさえも。
大なり小なりあるこれらの気持ちを全てなかったことにして、必死に蓋をして、見ない・気づかないふりをして、
子どもを受け入れて、穏やかに接する。
それが「子どもを受け入れる」ことだとしたら
辛すぎませんか?
私にはとても無理です。。
まず、自分の中にあるものを認める
これは、私の考えになりますが、
子どもの現状を本当に受け入れたいのだとしたら、その前にまず、お母さん自身の中にあるものを認めていくことが大切です。
悲しみ、辛さ、戸惑い、ねたみ、悔しさ、あきらめ、怒り…。
それをお子さんへぶつけるという訳ではありませんが、笑えない時には笑わないでもいいし、泣きたい時は一人になって思いきり泣いたり、誰かに話して慰めてもらってもいい。
だって、子どもが不登校になって悲しくなるのは当たり前のこと。
それだけ、お子さんを大切に思っているということです。
「悲しんでもいいよ~」って自分に言ってあげてくださいね。
泣ける時には泣いてください。
例えば、泣ける映画を観るなど、一人になれる時間を作って自分の気持ちに寄り添ってあげてくださいね。
自分に優しくすることが、自分への癒しになります。
悲しみがなくならなくてもいいんです。
なんとかしてゼロにしようとして、「ゼロにしなくちゃ」「子どもはもっと辛い思いしてるのに、私が泣いてちゃダメだ!」なんて自分を責めないでくださいね。
完全に受け入れるなんてできるのかな!?と思いますし、もしそれができる人がいるなら、その人は悟りの境地にいる人なんじゃないかしら!?
お母さんが自分の気持ちに寄り添うことで得られるもの
感情があるっていうことは、生きている証でもあります。
とっても人間らしいことですよね。
そして、
お母さんが自分の悲しみに寄り添って、「そんな気持ちがあってもいいんだよ」と自分の中のネガティブな感情を認められてはじめて、子どもの辛い気持ち、悲しみなどのネガティブな感情を心から受け止めて、寄り添えるようになっていきます。
※ネガティブを認められないと、子どもに寄り添えないという話ではありませんので、誤解なさらないでくださいね。
ちゃんとわかってあげるって、そういうことかなーと思います。
自分のネガティブな感情を否定する、目をそらしているのに、子どものネガティブな感情は認めるなんて、そんな器用なことは無理ですよね。
誰かに対してやることと、自分に対してやることは、結局同じなんです。
お母さん自身のネガティブ(と捉えている)な部分に光を当てることで、心のスペースに広がりが生まれます。闇が闇でなくなり、明るい空間が広がります。
お母さんの器が広がるので、お子さんのことも受け入れられるようになってきます。
すると、今度はお子さんが、自分のネガティブな部分を「あってもいいんだ」と認めて、自分のことを受け入れられるようになってきます。
そんなことは言葉では言わなくても、自己否定に使っていたエネルギーを、自分のために使えるようになってきます。
それは、親が望む形とは違うかもしれないけれど
お子さんが自分はどうなりたいのかを考えて行動していけるようになること。
とても大切で、意味のあることではないでしょうか。
最後に
ここまでのお話、いかがだったでしょうか。
受け入れるってどういうことか、どうしたらできるのか、私も日々自分や子どもと向き合いながら考えています。
大切だなと思うのは、自分一人で煮詰まってしまわないこと。
誰かほかの人と話をしたり、聴いてもらったりする中で、ご自分の考えや見方が広がっていきますよ。
ぜひ、そんな機会を見つけてくださいね。
一人じゃないですよー。
どうか、自分に優しくしてあげてくださいね。
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話すことは、心や頭を占めているお悩みを、一度テーブルの上に出し、視点を変えて見たり、整理をするようなものです。
辛さの元になっているものが見えることで、心が軽くなったり、対処法がわかったりします。
解決は無理だと諦めていることでも、一つの行動によって何かが動き出すのはよくあることです。
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